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杉本良夫さんの”「日本人」をやめられますか”という著書を読んで再び「一体”日本人”て誰のことやねん?」と思索を巡らしていた時にタイムリーに入って来たニュース。
↓引用ここから ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 外国人滞在、条件に日本語能力 政府検討、管理強化にも 政府は、日本に長期滞在する外国人の入国と在留の条件として、日本語能力を重視する方向で検討を始めた。外務、法務両省で近く協議を始める。高村外相が15日の閣議後の記者会見で明らかにした。少子・高齢化によって単純労働者が不足し、財界を中心に外国人労働者受け入れ拡大を求める声が強い一方、外国人とのトラブルも起きていることから、支援と管理両面の強化が狙いとみられる。(後略) asahi.com 2008/01/15 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ↑引用ここまで 恥ずかしい思い出話を一つ。 ずっと憧れていた山々を見るためにネパールに出かけた若い頃のこと。到着した早々からタクシーにぼったくられカトマンズでは日本語を勉強したいと近づいて来た同世代の若者にだまされかけ、また売人には偽物のハッシシをつかまされあげくに親切にお茶をごちそうしてくれたと思ったシェルパからはおみやげ物を売りつけられ疑心暗鬼でポカラにたどり着いた。 そしてポカラでも「このおっさん俺からぼったくろうって思ってんのとちゃうやろな?」と警戒しながら人相の悪い露天商のおっさんとしゃべってた時のこと。少し離れた路上でいきなり通行人が走ってきたバイクに引っかけられ転んでしまったのだ。 転んだ人は額から血を流してはいたが大きな怪我もなくバイクに乗っていた男となにやら話をしていたので、私は露天商のおっさんに「怪我させた方がいくらか払うのか?」と聞いた。それに答えておっさんが「何言ってんだ、病院に連れていくんだ。」と言った時私は顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなった。自分には無いと思っていた偏見がしっかり自分の中に居着いていたことに気づかされたからだ。 どこの国の人であろうと私たちと同じように家族や友達がおり、同じように日々を喜んだり悲しんだりして過ごしている。恋をしているときは同じように笑い、愛する人を亡くした時には同じように泣く。 移入する他国の人々を労働力か犯罪予備軍かでしか見られない人々がいるが、かつて日本で食えないために、あるいはもっと稼ぐために、そして日本語しかしゃべれないのに世界中に移住していった私たちの仲間は単なる労働力か犯罪予備軍だったのだろうか。
by sivaprod
| 2008-01-18 06:49
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