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先週末から風邪でダウン。だいぶマシになったけどまだちょっとフラフラします。(発熱して横たわってると頭の中でこんな音が鳴ってるような感覚が子どもの頃からいつもするのですが私だけなのかな?)
で、ここ数日間傷ついた獣の如くひたすら巣にこもって外界からの刺激を遮断しておったわけですが、外界では色々あったようですね。坂出の殺人事件とかすごい騒ぎ。「あいつが犯人に決まってる!」ってほぼ言っちゃってたワイドショーとかはどう落とし前をつける気なんだか。旧防衛庁のエライさんの吊し上げもその相方にまで波及してるようですが、今頃メディアは彼女がいかに贅沢三昧していたかのネタ探しに狂奔してるだろうね。かつてのイメルダの如き扱われ方をされるのが早くも目に見えそう。米国の業者なら一戸2〜3000万円で建てられるグアムでの米軍兵士用住宅が、なぜか「思いやり予算(なんて醜い造語!)」なるものから御用業者に一戸8000万円以上(総差額は2000億円以上)で発注される謎に比べたら旧防衛庁のエライさんご夫婦のゴルフ代なぞたかが知れてると思うのだけど。2000億円あったら一日100人近く自殺してるこの国の人々をかなりの割合で救えるはずなのだが、残念ながら2000億円を山分けする側に居そうな連中は、お金に押し詰まって生と死の境界に居るような人々でも免税されない消費税を現行の2〜3倍にアップしたくてたまんない模様。 ムチばかりじゃなんだからアメも少しは与えねばと思ったかどうかは知らないけど、最低賃金法の改正案が衆院を通過したとの報道も。これまたマスメディアでは「セーフティ・ネットの充実化」みたいな論調だったりするけど、改正案をよく読むと最低賃金は「生活保護との整合性に配慮する」とあって具体的にいくらとは決められていない。要は「最低賃金は生活保護費を下回ってはいけませんよ。」っていうだけであって、逆に生活保護費を引き下げれば最低賃金も自動的に引き下げることが出来かねない文脈になってる。で現在生活保護費は順調に削減中ですね。 さらにステキなことは「最低賃金法の改正案」には「労働契約法案」が抱き合わせになってるにも関わらずそれが多くの給与労働者に知らされていないってこと。どういうことかというと、「労働契約法案」が成立するとこれまで慣行だった企業による「就業規則」が「労働契約」と見なされ法的な拘束力を持つようになる。なおかつ「”合理的”であれば就業規則による労働条件の不利益変更がいつでも可能」という但し書き付き。で”合理的”かそうでないかという判断は誰がするのかというのが問題であって、これまでこの国の給与労働者で自らの労働条件が”合理的かそうでないか”を判断しコントロールする権利を持つものがどれくらいいたかを考えれば「労働契約法案」がどんな法律かはバカでも判ると思うのだが。 ヘタすれば時給150円くらいになってることもある自営業の私(というか寝込んでる間は失業者)がサラリーマンの労働条件を心配するのは余計なお世話かも知れないけど、ワイドショーに見入るのを止めてその分あと少しだけ真剣に考えた方がいいと思う。 久しぶりに書いたエントリでカッカしてるのもなんなので解熱に効きそうなArvo Partの静謐さをお裾分け。ああ森に行きたい...。
by sivaprod
| 2007-11-29 11:42
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