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銃撃を受け重篤だった伊藤一長長崎市長が亡くなられた。
とても痛ましい事だと思うと同時に、「自由にものを言うこと」に対して確実に何らかの萎縮効果が働くだろうと思うとやり切れない。前任の長崎市長も銃撃を受け、そして広島市長もテロによって負傷した。 そしてそれを報道で知った与党の政治家たちの言動。 「万一のことを考えると、今の法律の欠陥が如実に出る。本人が亡くなった場合は、補充(の立候補届出)はいつでもできるよう法律は手当てすべきだ。」 「投票日3日前を過ぎたら補充がきかず、共産党と一騎打ちだと共産党の候補者が当選することになる。法律はそういうことを想定していない。」 (久間章生防衛相の発言:2007/04/18の時事通信より) 「総務省は18日、公職選挙法の補充立候補規定の見直しに着手した。同規定については、政府内からも見直しを求める意見が出ているため、菅義偉総務相が事務当局に見直しを指示した。」 (2007/04/19の時事通信より) 「安倍晋三首相は18日夜、長崎市長銃撃事件直後に出したコメントに野党から批判が出ていることについて、「こういうことで互いを非難するのはやめた方がいい。(報告を受けたのは発生から)10分後だから、真相をまず究明するというのが正しい」と反論した。」 (時事通信2007/04/19) 一体なんなんだ?こいつらは。 安倍晋三氏は後からやっとこうも言った。 「民主主義への挑戦」 この一週間の間にまともな審議もせずに「国民の少数派だけで改憲を可能にする法案」「米軍に算出基準の不明確な7000億円をプレゼントする法案」「5歳のこどもでも少年院に送れるようにする法案」を次々に強行採決した男の言うことか? 「人間は、いったい何をしているのか。」 これは殺された伊藤長崎市長の平和宣言での言葉だ。
by sivaprod
| 2007-04-19 08:18
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