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大阪府知事選の結果にどんより。もっとも国立大の教授が対立候補として名乗りをあげた時に「これはヤバイかも。」って感じた通りになった。なんとなくだけど、”世間”って完全に「DON'T TRUST インテリ 」な気分なんじゃないかな。まあ落ち込んでいても仕方ない。
といっても次期府知事が利用率全国トップクラスの大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)を実質的に縮小もしくは廃止を意味する民営化の意向を示しているのは大阪府に居住する女性にとって深刻な話。DV(夫・恋人などからの暴力)に悩む女性のための相談窓口が一つ減るのだから。ましてや「DV防止法は家族制度を破壊する悪法だ!」って主張してる人々が勝利の雄叫びを上げている今日この頃。 ↓ここから引用 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- DV防止法:反対団体の抗議で講演会中止 つくばみらい市 配偶者や恋人などによる暴力「ドメスティックバイオレンス(DV)」をテーマにした講演会を20日に予定していた茨城県つくばみらい市が、被害者保護などを定めたDV防止法に批判的な市民団体などの抗議を受け、開催を断念していたことが分かった。 講演会は市内の公民館を会場に、内閣府の専門調査会委員でDV被害者支援に取り組む平川和子・東京フェミニストセラピィセンター所長を講師に招いて開く予定だった。 市によると、07年12月下旬にPRを始めたところ1月に入り「偏向した講演会を市費で行わないで下さい」などと記した要請書やメールが届くようになり、約100通に達した。16日朝には、市役所前で数人が拡声器を使って抗議する騒ぎが起き、市は「開催しても混乱を招き、参加者に迷惑をかける」と判断して、中止を決めた。 開催に反対した市民側は「被害者のシェルターへの保護は家族を破壊する」などとDV防止法を批判しているが、平川さんは「DVの実態を伝えたかったので残念だ」と語った。 毎日新聞 2008/1/18 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ↑引用ここまで ちなみに「DV防止法に批判的な市民団体」って「DV防止法犠牲家族支援の会」と「主権回復を目指す会」の二つ。(「主権回復を目指す会」の代表は橋下氏を支持していた政党の千葉県本部元代表だったりするわけです。)正直言って電波な主張をしている少々アブナイ人々にしか思えないのだけど、残念なことにその電波を支持する人が少なくないところが恐ろしい。女性に対する施策が議論されるたびに、ともすれば多くの男性から脊髄反射の如く「男に対する逆差別だ!」って声がわき起こる。 ここで高校時代の思い出話を少々。 以前にも書いたけど、なぜかは知らねど我が母校は生徒が体育祭をセルフプロデュースすることに異常に入れ込むところで、私も受験前にもかかわらずいかにして観衆をあっと言わせるかに血道を上げていた。無い知恵を絞ったあげくにふと思いついて「当たり前の入場をしてもつまらんから男女の服を交換して入場せーへん?」と提案したら「そらおもろい!」ってことになり、私たち男生徒はセーラー服を着て入場に臨むことに。少々潔癖性だった私は当日まわりの男どもが短パンの上にスカートを履いていたのを「根性なし共め!」となじって一人だけスカートの下はブリーフ一枚でグラウンドに出たのだが。 これが正に目からウロコな体験だった。 というのは防御にもなにもなりはしないペラペラのカーテン状の布の下はこれまた薄い布地でその下がいきなり性器というスタイルに「うわあ、女の人というのはこんなに脆弱な立場に立たされてるもんやったんや!」というのがものすごい肌で感じられたのだ。また、一人だけ短パンを下に履かなかった私をおもしろがって周りの生徒達が男女かかわらず私のスカートをめくろうとふざけるのだけど、和やかなその空気の内になぜか男生徒にだけかすかな恐怖を感じてしまったのだった。言葉では説明しにくいのだけど、なんというか身体能力の差だけではない男女における力の方向性をスカートによって感じたというか。 私が感じたのは女性が常に感じているもののごく表層的な部分でしかないだろうけど、それでもそれ以来「男」というものにあらかじめ与えられている暴力について考えてしまうようになった。「強姦する男」が存在する限り「男に対する逆差別」が成り立つことなんかあり得ないような気がする。
by sivaprod
| 2008-01-28 06:34
| セクシュアリティ
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