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少し前に局所的に話題になった「ガムテープ書体」。
新宿駅の臨時案内表示が独特かつ完成度の高い書体で表示されており、またそれがガムテープのみで作成されていることがネットで局所的に話題になっていたのだが、それを書いていたのが全く絵画やレタリングの心得の無い一人の警備員であったことを知りガゼン興味がわいてきたのでちょっと調べてみたら。 このガムテープ書体に注目したグループが作者である警備員にインタビューして構成したドキュメンタリムービーを発見。ものすごく面白い。というかちょっとした感動を覚える。 本来駅の案内表示で使用される書体は規定されているそうだが、新宿駅が工事中であったこともあり駅の担当者に自由にやってみろと言われて始めたら駅担当者のシビアなリクエストも相まって完成度の高いものになっていったという経緯、途中で一度他の業者が同じような表示をしたが完成度が低く自分の制作物に自信を持ったという警備員氏の述懐、いずれも大袈裟に言えば人間というものの”業”を感じさせられて止まない。 この警備員氏は誰かに言われてこのような手間のかかることを始めた訳ではない。 より見やすく判りやすく、そして美しい表示を目指して工夫し、そしてそれを通じて人とつながることが彼の快感なのだ。 デザイナーと呼ばれる人々だけがデザインをしてるわけじゃない。人はだれでもデザイナーなんだ。 YouTUBE:ガムテープ道案内・日暮里編←めちゃくちゃ面白いです! YouTUBE:新宿ガムテープ道案内のこと(2/2) YouTUBE:新宿ガムテープ道案内のこと(1/2)
by sivaprod
| 2007-08-19 22:55
| デザイン
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