カテゴリ
最新の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
フォロー中のブログ
岡田栄造のデザイン日誌 にぶろぐ@無人店舗 ワイネフマガジン『悩マシ... 薫のハムニダ日記 Chupika Szpinak 救世主Yの独白 ミクロネシアの小さな島・... BLOG BLUES Kiring Field リサイクルアートGOOD... 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
沖縄でとんでもないことが起きている。
なのにそれが本土のマスメディアではほとんど報じられていないなんて。 ↓ここから引用 -------------------------------------------------------------- 海上自衛隊の掃海(そうかい)母艦「ぶんご」が今日横須賀港から沖縄近海にむけて出港しました。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は、来週にもはじまるキャンプシュワブ周辺海域での事前調査の為の機材設置作業を支援するものと見られています。 普天間基地の移設にむけて、那覇防衛施設局ではキャンプシュワブ周辺海域で、先月から事前調査の準備作業に着手していて、本格的な調査に向けて、来週にも調査機器を海底に設置するものと見られています。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は、ゴムボートや空気ボンベ、潜水員をのせた後、きょう午前8時30分頃横須賀港を出港したということです。掃海(そうかい)母艦「ぶんご」は沖縄近海をめざしていて、来週にも行われる調査機器の設置を支援するものと見られています。防衛施設局の事前調査で海上自衛隊が関与するのは極めて異例な事です。(2007.5.11/沖縄テレビ放送) -------------------------------------------------------------- ↑引用おわり 自国民を威嚇するために自衛隊の軍艦が出動したのだ。 上記記事に記されている「キャンプシュワブ周辺海域での事前調査」とはどういうものか。 判りやすい言葉で丁寧に問題を整理して下さっているサイトの記事を読んでいただくのが一番よいのだが、複雑な経緯を私なりに無理矢理整理すると、 1)沖縄普天間米軍基地を移転することになった。 2)”地元へのリスクを軽減する”という名目で一兆円(もちろん私たちの税金)かけて「辺野古沖」に海上基地を建設する計画だったが、地元の反対など諸事情により計画変更を余儀なくされた。 3)「辺野古沖案」が頓挫した現在、現在自公政権は「キャンプシュワブ沿岸」への建設を画策している。これは「辺野古沖案」と同時に検討された候補地であったが、住宅に近接した地域であるということもあって断念した場所でもある。 4)環境に影響を与える可能性のある事業においては、あらかじめ環境への影響を予測するために「環境アセス調査」を行うことが義務づけられている。また「環境アセス調査そのものが環境に影響を与えない」であろうことを担保するために、「環境アセス調査」のやり方を記した「方法書」というものを開示することが法律で決められている。 5)沖縄県当局は「地元の理解を得てから環境アセス調査に入るべきだ。」として「方法書」の受理を保留しているが、基地移転スケジュールに支障が出るのをおそれた自公政権は「方法書」の受理を待たずに「事前調査」なるものを強行しようとしている。 8)この「事前調査」は調査担当の科学者名も調査結果も一切非公開であり法的根拠の不明確な「調査」であるが、自公政権はこの「事前調査」で得られた調査結果を「環境アセス調査」に繰り込む考えである。事実上「方法書の開示義務」を無視しての「環境アセス調査」の前倒しであり、これは「環境アセス法」の趣旨を逸脱した違法な措置である。 9)また「キャンプシュワブ周辺海域」はジュゴンの北限生息地でもあるが、「事前調査」で使用する予定の「パッシブ・ソナー」や「水中カメラ」の設置は絶滅危惧種のジュゴンの生態環境を大きく損なう可能性があり、「環境アセス調査」の方法としては科学的に認めがたい杜撰なものである。 10)この違法性と欺瞞に満ちた「事前調査」を実施させないために多くの人々が現地に集まり抗議行動を起こしている。現在でも沢山の漁師やカヌーイストたちが「事前調査」対象の海上に繰り出している。 整理すると言いながら長くなってしまった。 政府官房長官が「調査機器の設置支援であり調査警護ではない。」と発言したが、「環境アセス調査の前提としての事前調査”支援”」に自衛隊派遣?「ゴムボートや空気ボンベ、潜水員」を運ぶだけのために「大砲を備えた排水量5700トンの軍艦」を派遣するのではないと誰にだってわかるだろう。 この国には軍隊が必要だと考えている人々と私では死ぬまで意見が合わないと思うけど、たとえそういう人々だって自分たちが望む「自衛軍」は少なくとも「自国民の決めた手続きを守る。」「自国民にその力を向けない。」というのが大前提ではないのか? 今沖縄で行われていることは、「アメリカの顔を立てるために自公政権が軍艦を法的な根拠なく出動させ政府のやり方に反対する人々を威嚇する。」ということに他ならないのだ。 私たちに出来ることは?
by sivaprod
| 2007-05-13 03:54
| ポリティック
|
ファン申請 |
||