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どう見ても子供嫌いなオジサンオバサンたちが子供になにかを強制するための法律改定に汲々としているのを見せつけられて生きてるのがヤになった。
そんな時は美しいものを観たり聴いたりして心の波を鎮める。 以前観た時にも衝撃を受けたのだけど、今回あらためて見ると疲れた心に沁み入るような映像だ。 街にくり出した巨大なマペットによって行われるお芝居。既にご存じの方も多いかも知れない。 映像はフランスのRoyal de Luxeロワイヤル・ド・リュクスというストリート・シアター(大道芸)のグループによるSultan's Elephantというお芝居の断片なんだけど、実際の興業は街の目抜き通りを4日間封鎖して行われる。それも市民には殆ど事前告知をしないそうで、突然現れる巨大な少女や象に街の人々はどんなに驚いたことだろう。 それにしてもこの少女の生きた表情は...。 子供たちを腕に乗せて微笑んでいる表情に心が震える。子供たちに向けた少女の目が確かに子供たちを「見てる」のだ。至って原始的な操り人形に過ぎないのに、昨今のコンピュータ制御のアンドロイドなど足下にも及ばない豊かな表現。なんだかこの世のものじゃないみたい。 これまでヨーロッパ各地で公演しているが、アジアでは中国と韓国に出現したそうだ。わたしの街にもやってこないかなあ。なおこの少女や象の後を4日間ついて歩かなければお芝居のストーリーを全ては把握出来ないらしい。ああ、4日間ついて歩きたい! 他にも映像は沢山見つかるので観たことない方はぜひ。彼らが演ずる音楽も素晴らしいのだ。
by sivaprod
| 2006-12-18 08:50
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