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シルク・ドゥ・ソレイユCirque du Soleilの「アレグリア2」を観に行った。
DVDで観ていたく感激し、来日を心待ちにしていたのだ。 「2」とはいうものの、オリジナルの「アレグリア」とプログラムは殆ど変わらず、DVDで耳や目に焼き付いていたシーンが目の前で展開され至福の2時間であった。 といっても、なんだかなあと思うことがいくつか。 開演前にグッズ売り場をのぞいたら、携帯ストラップやTシャツに混じって「アレグリア饅頭」に「アレグリアお守り」が。それはないやろ! シルク・ドゥ・ソレイユのショーでは、ショーの中の歌やセリフを架空の外国語で演じているものがある。それは世界中どこの国で演じても彼らのショーがエキゾチックに感じられるように、いわば「未知の国からの異形の人」を演出するためにである。 それなのに「饅頭」に「お守り」....。 同じように、クラウンたちが日本語を喋って客のウケを取るのも興を削ぐ。せっかくどこの国とも判らない空間に迷い込んだ気分を味わいたいというのに。 もう一つ、売店の一角にアイドルグッズコーナーがあった。 アレグリア2公式サポーターなるものがあり、そのサポーターにアイドルたちが選ばれていろいろキャンペーンが繰り広げられている。 シルク・ドゥ・ソレイユのショーに思い入れのある人なら、アイドルによるキャンペーンを企画しようとは決して思わないだろう。 この国のダメダメさかげんの一端を担っているものの一つに、思い入れのないものを人々に売りつけようとする商人の存在があると常々思っている。 そんなことをいいながら明後日にまた観に行く予定。
by sivaprod
| 2005-06-30 05:19
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