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お芝居を見てきました。「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」。
ジョン・キャメロン・ミッチェルの映画を見て以来彼が歌うMidnight Radioを聴くと条件反射的に鼻の奥がツンとなってしまうわたくし、ヘテロな日本人役者の歌うMidnight Radioなぞ聴きたくねいやい!と思っていたのですが、敬愛するブロガーの記事を読んでなんだか観たくなり急遽チケットを取ってしまったのでした。 題材が題材だけに客席はエキセントリックな方々であふれてるんじゃないかとの予想に反してきわめてお行儀の良さそうな客層。オープニングではや総立ちでノリノリなのはいいがどうもいつも参戦するライブと違って思いくそ綺麗に揃った横ノリでなんだか勝手が違う。以前出かけて唖然としたスカパラのライブが思い起こされて「これは入りこみそこねるか!?」と危惧を覚えたんだけど。 いやはや。プロの役者の凄さを思い知らされました! とにかくヘドウィグ役の山本耕史の声がすごい!二階席にまで骨太なまま届く声はPAを通してるということを差し引いてもミュージシャンのボーカルとはまた種類の違った迫力。もうね、客が緩いとかバンドがダサイとか山本耕史健康的すぎとかいろいろケチをつけたいとこはあったのだけど、そんなものを強引に振り落としてくれる声のちからでございました。彼の歌うMidnight Radioは素晴らしかった!この人はずいぶん売れっ子のテレビタレントでもあるらしいのだが、テレビドラマに出る役者というものを基本的にバカにしていたワタクシ、認識をあらためました。山本耕史はほんと、すごいですぞ。 時にテレビでこの公演の宣伝をしている様子をYouTUBEで見たのだが、リハーサルでの山本耕史のインタビューから振られた男性お笑いタレントが二人、「君ガチムチでゲイそのものやん?(笑)」というツッコミに「違うっちゅうねん!」な受け。それってどうよ?
by sivaprod
| 2009-11-28 05:28
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